クロウォ3期振り返り。21~最終話まで

世がリ:デジタイズで盛り上がる本日。
俺は決済の際に色々あって、発売日である今日、やっと購入が出来たわけですが、あいにくまだ発想されていない為、ここにはありません。
というわけで、そんな現実から逃げる意味でも、中途半端なまま放置しないか自分でも心配だったクロウォ振り返り。

先述:放送から4ヶ月、正直覚えてない。あと1ヶ月早ければ……まぁ6月から先週くらいまで忙しいとき多かったからなぁ。

21話 夢の遊園地、デジランド!
モブ女子おひさ。公式に名前のあるマミですが、正直この話を含めて、微妙な立ち居地で止まっていたのが印象的かつ残念。
バコモンもバコモンちゃんも役回り的にかわいかったですし、技のギミックもガムテープと、結構いい感じだったなぁ。トイアグモンとかと相性よさそうなイメージ。
セフィロトモンの巨大感が出ていたのはかなり良印象でしたが、ジョーカーモンが道連れになったのは結構謎。

22話 黄金昆虫!メタルフェクワガーモンの謎
マイナー上等といわんばかりのチョイス。個人的にアクセルのドットで見たときこいつ苦手だったけど、アニメで見ると普通にかっこいいなぁと思っていたと思う。
金田君があれだ、えーっと、初代デジワーの攻略本で、アメ兵的なやつをポイズンクローでいたぶって、その後魔法少女もどきにプッツン顔で半殺しにされてたあいつに似てる。すごく伝わり難い上にすごくどうでもいいな。
大の兄貴と太一が他のキャラより一足早く登場。
太一の声に違和感を感じる人も多かったらしいが、時間は残酷だからなぁ。
大の兄貴はいつもどうりでした。
クォーツモンの設定が出たのってここら辺だっけ?なんかこの話のだと、必殺技が名前+ドロップで超人強度が50万しかないあの人っぽいという印象しかなかったけど。

23話 今明かされる!デジモンハントの秘密!
えーっと、なんだっけ。えーっと、どんなんだっけ。えーっと、うーんと、あれ、ええとその。
あ、思い出した!あれだよあれ!えーっとほら、クラモンからディアボロモンまでを楽しむ回!
特にインフェルモン、無表情で足伸ばす感じがたまらなかったなぁ。
なんかリョウマの伏線回収がやっとのやっとのやっとで出来たのと、家族含め世界がやばいって感じの話だった気がする。
ごめん、インフェルモンとディアボロモンの巨大感しか印象がない。X7との巨大戦闘は見ものだったな。
でも今までのハンターが出てきたのはちょっといいなと思った。

24話 伝説のヒーロー大集合!デジモンオールスター決戦!!
古きよき怪獣映画にありそうなタイトル。だけどそれがお祭り要素をダイレクトに現していてグッド。
挿入歌は賛否両論みたいだけど、壮大さと既存作品のキャラクターたちのド派手な技のラッシュはマッチしていた気がする。
とりあえずレジェンド勢に言いたいことは
・しゃべれよブイモン
・啓人その場で全裸かよ!
・兄貴はどこまで行っても兄貴。さすがです。
スサノオモンになってくれるとはうれしいぞ拓也
とこんな感じ。声優の使い回しともいえますが、(おそらく)低予算の中、最大限に頑張ろうとしていた感は伝わってきました。そもそも低予算でお祭りやるのは無茶だってのもちょっと思うけど。
でも、デュークリにグラニもってこれたのはホントよかったよなー。
あとリョウマがなんかやらかした気がする。

25話 燃え上がれタギル!栄光のデジモンハント!
タイキは普通に生きてる辺りすげーよ。もうあいつ一人でいいんじゃないかな。
先週と比べるとだいぶインパクトに欠ける部分も多いけれど、ストーリーという点では、しっかりと終着点を見つけてまとめようと頑張っていたと思う。
海中にタギルが沈み、クォーツモンの内部にもぐるあたりの演出は非常に好き。おれは貝澤さんの演出がかなり好みかもしれない。
エピローグで時計屋の謎も回収。このアニメは基本的に伏線をあっさり回収するように思います。だったらもっとさりげない伏線でいい気がするのだけどなぁ。ま、楽しめたからよし。


3期総括。
率直な感想で言えば、嫌いじゃないの一言。
俺がまだガキの頃、それこそはなたれ小僧どころか幼稚園やはたまたその前かもしれないときの話。
俺はウルトラマンが当時から好きで、特に見ていたのは、その当時まだ真新しかったグレートとパワード、そしてウルトラマンタロウ
このウルトラマンタロウ、当時ホンットにガキもいい所だった俺でもわかるシンプルかつ大胆な話作りで、かつユニークな怪獣を主人公がどうやって倒すかを見ていてわくわくしたのを覚えている。たまに首刎ねられたりするけど。
そして、このクロウォ三期。すっげー同じにおいを感じます。特に中盤。つまり世間一般から「だれた」といわれているあたりに。確かにだれてはいるけれど、おれはあのだれていてかつストーリー展開なんて微塵もなく、さらにはギャグとも取れるアホな話作りが、ある意味「子供番組らしい」と思え、「子供だまし」なはずなのに、ついつい見てしまう魅力を感じた。
この小洒落たり変に難しくしないあたりのシンプルさっていうか、気楽に見れる感じ。確かに作りが荒いところも多いけれど、何と言うか、すごく安心して見れる何かを感じる。
人って成長するごとに、子供番組を馬鹿にしたり、興味なくしていったりしますが、「つまんない」と感じている本人が、実は感性がつまらなくなってしまっているものです。
もちろん、ドラえもんクレヨンしんちゃん、ちびまるこちゃんといったように、「子供が見ても大人が見ても面白い」という作品は大変優れています。ただ、それは「子供の価値観で楽しめる部分」と「大人の価値観で楽しめる部分」はイコールであることが思っているより少ないように感じます。ニアリーイコールは多いけど。
逆に、本当の意味で子供騙しな子供番組って、楽しめる部分は大人も子供もあんまり変わらないと思うんですよね。例を挙げるのがためらわれますが、アンパンマンなんかがいい例に思えます。
そこら辺で、如何にすれて「つまんねー」とか「駄作」とかとんがった判定をせずに受け止められるかっていう辺りが、クロウォ3期を楽しめるかどうかの肝だったと思います。
つまり、ファミリー路線向けの作品として、俺はクロウォ三期は「あり」だと思うんですよ。

しかし、逆にそこで足を引っ張るのが、初期や終盤に張られた伏線やストーリー展開。
第1話の雰囲気なんかは俺は非常に好きだし、終盤のお祭り具合も非常にいいと思います。
でも、でもですよ奥さん。最初と最後だけストーリーやればいいってもlんじゃないし、壮大な設定や、既存キャラ登場のフライング情報などなど、変に期待や憶測なんかを盛り立て、今後の話に深い展開を匂わせるようなこと、ファミリーでやるのは中々難しいんですよ。
もちろん不可能とは言わないけれど、少なくともクロウォ3期は成功していない。
つまり、視聴者は「ハードなモンスターの世界観」「ゆったりとしたファミリー向け路線」「既存キャラが出るお祭りムード」の切り替えを行い、毎回毎回後腐れないように見ることでしか、100%楽しむことは出来ないのです。
俺は持ち前の神経の図太さと、元来古きよきファミリー向け特撮の空気に慣れていたこともあって、視聴者の中でもかなり純粋に楽しめていた部類だったと思いますが、誰もが誰もそうだとは思えないので、やっぱりそこは否定材料へとつながってしまう。

俺は楽しめた、でもこの作品はダメだと評価されると思う。
そんな作品。色々突っ込んだしダメ出しもしたけど、俺自身は非常に楽しめた作品でした。