GV-MC7/VZ BSの録画覚書

先日、GV-MC7/VZという三波対応チューナーを購入しました。
俺のテレビの視聴環境はケーブルテレビであり、デスクトップで既にBSの番組を録画等していましたが、デスクトップの方に積んでるGV-MVP-XSWがところどころ使いづらいので、ノーパソでも録画できるに越したことはない、と思ってつい買っちゃったんですよね。
XSW、というかそれに付属のソフトmAgicTVというのが、使い易いことは易いのですが、GV-MCシリーズと比べると不満なところがありまして、その中の一つが、「ディスク容量に合わせてビットレートを最適化できない」というものがありました。XP、SP、LPの中からしか選べないんですよね。
加えて、DVD-R DLに対応していないというものもありました。
この二つの欠点によって具体的にどんなケースに支障が出るかといえば、

一、長時間の番組を高画質で収められない
二、一時間の倍数でないと、適切な画質にはならず、例えば一時間から五分でもオーバーすれば、XP画質では書き込めずLP画質で書き込むことになる

という問題が発生します。GV-MC7シリーズは、ディスク容量に合わせてビットレートをほぼLP~XPの間に自動で設定されるので、たかだが一時間の倍数から数分はみ出たくらいで極端にビットレートが落ちることもありませんし、長時間の番組でもDVD-R DLに対応しているので、このようなケースでは非常に困るわけですね。
また、mAgicTVは書き出しがやや不安定で、焼きこみ中にDVDドライブの制御が出来なくなるなんてこともしばしばで、悩みの種であります。

そんなこんなで、GV-MC7/VZを買ったわけですが、こちらで中々BSが映りませんでした。
最初は分配器かませすぎたから信号が弱いのだろうと思い、実際大本の方からケーブルを引っ張ってきた場合、しっかり映りました。

しかし、いくら設定しなおしても、少し時間が経つと、BSの信号が入らなくなる現象が、今のところ100%起きています。
これは非常に困ります。これのおかげで、プレミアムアーカイブスの中島みゆき回を録画失敗する羽目になったのです。

見れるときと見れないときがあって一定ではないので、てっきりチューナーが不安定なだけだろうと思っていましたが、今日、一つの仮説に思い当たったので、それの覚書をしておきます。

GV-MC7/VZは、電源供給能力がないため、BS視聴時はアンテナへの給電が別途必要になります。
俺はこの給電の概念がよく分かっていなかったので、電波が強い大本のケーブルだったら問題はないのだろう、と思っていました。
しかし、今日はいくらアンテナを抜き差ししても、大本の分配器ではなく、もはやRootで言う最上階に当たる、分配前のケーブルをさしましたが、それでも信号が入っていないことが分かりました。

で、何かと調べていて、GV-MC7/VZは、アンテナの信号の強さは関係なく、給電機能がなければBSが見れないことに今更になってやっと気づきました。
しかし、なら何故見れるときもあったのでしょうか?(いっそずっと見れなければ、もっとこの早くこの結論に至っていたかもしれません)
答えは、GV-MVP-XSWにありました。こちらはPCI-Expressに挿すタイプで、給電機能を有しています。
しかし、BS視聴時以外は給電が恐らくカットされていて、常時給電されているわけではないようでした。
ということは、今までGV-MC7/VZでBSを見れていたときは、もしかしたらGV-MVP-XSWでBSを録画あるいは視聴していたのではないか、この仮定に行き着きました。

実際、GV-MVP-XSWでBS世界のドキュメンタリーを録画中にGV-MC7側のテレビ信号の設定を行ったところ、しっかり衛星チューナーも認識されました。

また、GV-MVP-XSWは録画開始時間が番組開始十秒前で設定していますが、MC7シリーズは分単位でしか指定できないため、一分前です。つまり、MC7側の予約開始の方が早いわけですが、その時点ではXSWの録画が開始されていないため、アンテナへの給電がされていなく、故に録画に失敗していたのではないでしょうか。

この仮説が正しいとして、解決方法は二択。
一、電源供給用のアダプターを買う。分配器込みでアマゾンで三千円未満。
二、XSWで常時給電できるよう設定する

二はぱっと見設定項目にないので、ここはおとなしく買い物した方がよさそうです。
GWとこの手の散財でまたVitaが遠のきますね。