自転車東北の旅3

そして横手市で翌日どうするかを考えていた。
何をどうするって、本来ならそのまま西進し、北上市あるいは奥州市に泊まる予定だったけれど、筋肉痛が酷く、山を越えるのはきついのではないか、というのが問題だった。
ちなみに、横手北上間の山は550m程の高さで、仙台東根間の950mよりはよっぽど楽だろうとは思いはしたものの、やはり初日とはコンディションが違う。

とか考えていたはずなのに。

何故か岩手スルーで大崎市入りを目指す事に。

アホだろ、おい。ちなみに栗駒あたりを通る事になり、約750m程の山を登る道になる。
アホだ。ホンットアホだ。どうしてこうなった。
ちなみに走行距離は今まで出最長の115km。ちなみに天童から鶴岡では温泉の往復を入れてもせいぜい105km。
山道を含めるため、如何に異常なルートであるかよくわかるが、当時の俺らはおかしかった。

そんなわけで、朝7時くらいに横手市出発。
湯沢経由で大崎市を目指す。
つーか横手に入る前に岩手カットが決まっていれば、由利本荘から直で湯沢にいけたんじゃあないかな!
何をやっているんだろう、俺ら。

そしてまた山登りがつらい。本当につらい。
まず道に大量に飛蝗だか蝗だかキリギリスだか分からない虫がいて、そいつらが自転車を降りて山道を歩く俺たちの足にくっついてくる。もうこれが夏場で素足になっている俺らには当然ストレス。
また、何故か知らないけれどケツめがけて突っ込んできたり、周囲を旋回して煽ってくるよくわからん虻みたいな虫がいて、こいつもまたストレスに拍車をかける。
その上、給水、休憩ポイントが極端に少ない。
本当に地獄の登り道だった。

しかし、そんな山でも何とか登ると。

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あらいい景色。
ツイッターにアップ使用と思ったけど電波なかったので断念。

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恵みの水。冷たくて気持ちいんだなホント。

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下る途中の山中。
やはり自然は写真栄えするなって思った。

あと、花山そばを食ったけれど、空腹のあまり写真を撮る事も忘れてた。
正面の席に座っていた壮年の夫婦が非常に親切で、古川駅の風呂などを探している事を伝えたら教えてくれたのでとてもありがたかった。

その後、夕方6時くらいには無事古川駅の方まで到着。
ぶっちゃけ、4号線下って三時間あれば仙台に帰れたけれど、「もう無理」とお互い思っていたので、古川に泊まることに。

翌朝、4号線を下り始め、正午手前に長町駅に到着、解散。

いい経験になったと思う。