くたばれ音楽業界

やぁ、この日記を見ている無邪気な子供たち!
ここでは、いい歳した大人(と呼ばれる歳になってしまった)が子供のように音楽業界への不満をぶつけていくよ!
ちなみに前回の記事を見たみんなは分かると思うけど、タイトルの元ネタは筒井康隆の「くたばれPTA」だよ!

さて、改めまして、改正著作権が施行された本日、皆様どのようにお過ごしでしょうか。
俺がこの記事を書こうと思ったきっかけになった根底にあるのは、紛れもなくこの改正された著作権です。
本日に施行されたわけですが、前に書いた違法ダウンロード刑事罰化まとめから、どの程度具体的な話が進んでいるかを調べていました。

いくつかニュースをチェックし、音楽業界が「違法ダウンロードはいけないことです!」と啓蒙活動を行い、合法ダウンロードを推奨していることも把握しました。そんな流れで、俺は音楽ダウンロードサイトについて、買おうと思ってたけど色んな理由があってバスケットに突っ込みっぱなしだった曲があるなぁと思い出し、ブックマークに突っ込みっぱなしだった、moraの楽曲紹介ページを開いてみました。
すると。

あれ?
消 え て い る ?

おーいおい、待てよベイベー。そもそもサイトのデザイン構えのとは全く違うじゃないかー。ははは、マイケル、面白いジョークだ。きっとサイトが一新されたからURLが変わったとかそういうことだろう。
ははは、驚かせるなよー。ははは。

アーティスト名で検索→曲の一覧→無い

は、ははは。お、面白いジョークだなーデップ。たしかにmoraはサイトの改装はするって言ったし、各サイトがDRMフリーにするっていってたし(*1 *2)、ここら辺は凄く前向きに捕らえていたんだぜ俺。動きが後手でアホだなぁとも思いつつ、まぁやることやってるならいいかって思ってたんだぜ。

まぁそもそも、ページ開いて決済方法を確認して思い出したけど、
moraってMobile Edyに対応していないじゃん!*3
そうだよ、バスケットに突っ込みっぱなしだった理由がこれじゃねぇか。これじゃ買いたくても買えねーよくそがって思ってたんだよ。

で、そこで買う気はないもののiTunes Storeで見つけようと頑張ってみる。
発見。
がしかし、俺はアップルの囲い込みがあまり好きじゃないし、そもそもiTunesはME時代にトラウマがあったため利用する気がさらさらないので却下。決済方法はしらね。

その次に調べたのがListen Japan。調べた理由はサーチエンジンで上の方にあったから。ただそれだけ。
しかしこのサイト、俺が数年間ディスり続けている、Windows抱き合わせクソブラウザとして定評のある、Internet Explorer、通称IEじゃなきゃ決済までいけないのであった。
というわけで、ワンチャン同じエンジン積んでるぷにる(Sleipnir)なら何とかならないか?と思ったけど何とかならず、結局IEを起動してURLはっつけーの決済ページへ飛ぶ。
で、そのまま決済をしようとするも、ID登録かログインしろといわれる。
しゃーねーなー、と思い、メールアドレスとパスワードを入力してログインする俺。

あれっ?

アカウントまで作ってて、何で今まで購入してなかったの?馬鹿なの俺?
決済手段を見てみても、Mobile Edy対応な事も確認。
過去の俺は一体何が気に食わなかったんだろうか。

しかし、この疑問の答えはすぐに分かった。
簡単に言えば、固定ポイント交換制度ってやつだったからだ。
つまり、Mobile Edyなどで決済する流れが、

Mobile Edyでページ専用のマネー(Listenポイント)に変換

Listenポイントを使って曲を購入

という流れなわけで。これだけなら、何処に問題あったって話だけど、
交換できるポイントの量が固定
だったわけだ。
今回のケースだと、買いたい曲は200円だったけれど、チャージできるポイントは300円、500円といった感じで、必要最低限チャージするってことができなかった。道理で過去の俺が利用しなかったわけだよ。
またいつ利用するか分からないサービスに、100円といっても無駄に金をかけるのはちょっと抵抗があり、結局こちらも断念。

他に音楽ダウンロードしている有名どころで言えば、Amazonなんかがそうで、24時間デジモンラジオでも言及されてましたが、ファンの間でプレミアものといわれている100タイトル記念CDの音楽データは、こちらからダウンロード購入することができます。
しかし、今回探している楽曲は見つからず。

そんでもって、今度はエルマークという、ここからダウンロードは合法ですよ!と言うことをあらわすマークが発行されているサイトをまとめたものが28日掲載されたらしい(おっせーよクソがと思ったあなた、あなたは正しい)
ので、そちらからダウンロードできるページをいくつか探してみたけれど、駄目だこりゃ。
大体が既に上げた大手のサイトへの橋渡しにしかなっていない。
つまり、購入ボタンを押しても「じゃあこちらのサイトを利用してねー^^」ってiTunesなどへのリンクが出るわけで。
また、酷い例を言おう。そのリスト(リンク先PDFの為注意)の中には、CDショップとして有名なHMVが提供する、HMV DIGITALというサイトがあり、名前的のもメジャーな為、訪れてみたわけなのだが。
リンクを踏んだ人は分かるであろう。
サービスが終了している。
しかも2010年2月21日に。
ははは、面白いジョークだなぁケニー、お前は何をいっているんだい?UK版は生きているって?ははは、やっぱりケニーは面白いなぁ、I'm Japanese .  もー、ケニーったらー。
まぁ、多分リストは追加はするけど削除はしてねーんだろうなぁ。リストの発行先が1400以上あるってんのに、こんな現状じゃあんまりだよ。

そんなわけで結局楽曲をスムーズに変える方法はなく、
で。
詰んだ。

おいおい勘弁してくれよジョージ、これじゃあ俺が今まで色んなところを回ったのがバカみたいじゃねーか。
そもそも音楽業界が「啓蒙活動をします!」「ダウンロード販売を利用してね!」って言ったのを愚直に利用しようとしたのがバカじゃねーか。

まぁ、そんな俺よりも、そんなことを言いつつここまでクソ仕様なままの音楽業界が一番バカだけどな!
ああもう。くたばれ音楽業界。

そりゃもっと他に利用できるサービスはなかったのかとか、もういっそiTunes使えよとか、100円ぐらいでけちけちするなよっていう理屈はあるでしょうが、少なくとも、検索エンジンで上の方に来ているものがクソなこと、特定のユーザーを相手にしている物の導入が必要なこと、使うか分からないものを不可逆資産にすることって、そこそこ不便なことだと思うぜ?
何より、業界が利用しろっていっているものがこれなんじゃ世話ねーよ。本当に広いニーズにこたえて、問題視している違法ダウンロードの現状を打開する気があるのかと強く問いたい。
もう一度言うわ。くたばれ音楽業界。


さて、ひとしきり罵倒したところで、冷静に俺にとっての問題点をシンプルのまとめます。

1、特定のブラウザやソフトウェアが入っていないと購入できない
2、決済の多様化、簡易化が進んでいない
3、Lマークの発行先リストの情報性の低さ

以上3つ。
くどいようですがシンプルにもっかい言うと、
1について:利用しろって言うサービスを利用する際の障壁
2について:利用城って言うサービスで決済をする際の障壁
3について:参考にしてねってリストを情報として利用できないという障壁

つまりさー、やっぱり音楽業界はこれじゃ駄目なわけですよ。
少なくとも俺にとっては、以上3点を改善してくれれば、本当にありがたいサービスになるんです。
各業界、サイトにはもっと頑張って欲しいと思います。