素人のやるDTMとは

音楽に関してずぶの素人の俺が、どういう因果か最近打ち込みにはまっています。
楽曲を耳コピして見たいって昔から思っていましたが、どうにもハードルが高く感じ、たまに手を出してはあきらめるを繰り返していた俺でしたが、最近色々とコツがわかってきて、楽しくなったので、書いておきます。

もう一回言いますが俺は音楽に関してはド素人なので当てにしないでください。

まず、使うソフトはDomino、Audacity、採譜の達人の3つ。
そして打ち込みに必要なのは結構な時間(短い物の分散でもいいので)、そして根気、その曲の聞き込みと曲への愛着です。
多分これがあればコツをつかめばできるようになると思います。

まずそれぞれのソフトについて。

Dominoは、打ち込みをするソフトです。ぶっちゃけ機能的に何が優れているとかよくわかっていませんが、楽譜などを用いずに視覚的に打ち込めるのが非常に便利です。
Audacityは、音声編集ソフト。様々な機能を持ち、楽曲の特定の部分だけリピートするときなどにも便利です。
採譜の達人は、Waveファイルを解析して、それを大雑把な譜面にしてくれます。

とまあそれぞれのソフトの使い方はこんな感じ。

作業工程としては、まずざっと聞いて耳でコピーできる部分を、音の高さや順序だけでもいいので打ち込んでいきます。これは一度や二度、あるいは最初からこんな音だって解っているのを本当に軽く打ち込むだけでOK。俺はあいにく絶対音感の持ち主じゃないので、聴いた音の流れを覚えているうちにDomino上で適当に音を鳴らし(小学校の頃、学校のピアノでがちゃがちゃやって知ってる曲を弾こうとしたあの感覚)、同じだと思う音を打ち込むといった、かなり試行錯誤じみたやり方でやっています。
次に、Audacityで再生速度をいじったりしながら、ドラムをAメロBメロなどの区切り毎に正確に打ち込んでいきます。なんでドラムからかっていうと、ドラムはコピーする際に音の高さ(音階って言うの?)を気にせずにリズムさえ打ち込めばいいのでやりやすく、その後にメロディをコピーする際に、音の長さの調節をする際にドラムという骨があると非常に作業が楽になるからです。
そして、メロディもゆっくり聞いたりLow Pass Limitter(指定した周波数以下の音だけ残す)などを使って聞き取りやすいように加工して正確に打ち込んでいきます。このとき、どうしても耳で聞いてもどの音かわからない、というときに、Audacityでその箇所を抜粋してWave出力、そしてそのWaveデータを解析して、大雑把な楽譜に起こすことが出来ます。大雑把なので当てになるかどうかはそのケース次第ですが、補助的にはそこそこ使えると思うので、それを参考にメロディやベース部分などそれぞれ独立したトラックに正確に打ち込んでいきます。
ある程度打ち込めたら、実際に聞いてみて違和感が無いかをチェックします。あれば、その箇所をAudacityで徹底的に聞き、Dominoでも再生して聞き比べて、原因を特定して修正します。
そんな繰り返しやっていれば多分完成します。時間と根気さえあれば本当に何とかなります。あとはその曲を聞き込んでいたり、曲への執念があればより捗る事でしょう。

以上そんな最近の俺の作業風景ダイジェスト。
ぶっちゃけ慣れてコツさえ掴めば結構楽しい物なので、興味のある方はやってみてください。