デジモンらしさと一口にいうけれど

デジモンアニメにはデジモンらしさ、ハングリーさやワイルドさが足りないと思う。とふと思って見た。
テイマーズは、脚本の小中千昭さんがだいぶ設定を意識したらしく、時折凶暴性を見せるギルモンや、初期は勝利や強さに拘っていたレナモン、バトルになると暴走してしまうテリアモン、ハングリー精神の強いインプモンって感じですね。
ですが他のアニメ作品は「パートナー」という毛色が強いと思います。(テイマーズも後半はそうですが)選ばれし子供たちのパートナーデジモン達はまずデジタマが特殊なものですし、おそらくそういう「仕様」の存在なのではないかと。
セイバーズもそういう訓練を受けたデジモン、または元からフレンドリーなデジモンがパートナーに選ばれるんでしょうね。

Vテイマーは、古代種特有の強いオーバーライトの演出もあるのでしょうが、敵に対する怒りが満ちた時のゼロの表情はやはり凶暴な節があると思います(理性はある)。
ネクストはなあ、作品的にそういう節はそこまでなかったかな……
でもあの作品の最初は携帯機から出て来るっていうテイマーならワクワクするようなすごい一話だった。そういう携帯機を育てるテイマーとの関係でいうデジモンらしさは一話にはあった。ホントあれは語り継がれていい。

そういう意味で、よく「デジモンらしさ」という言葉を最近良く見掛けますが、従来のアニメ作品らしい作品なのか、育成ゲームとして、本来あるデジモンらしさなのか。

自分は後者の方が好きなのはいうまでもない。